プロ野球スピリッツ

日本で人気のあるスポーツゲームと言えば、おそらくサッカーや野球が最初に思い浮かびますね。現在では、スポーツファン向けのコンソールゲームがあることは一般的な知識ですね。サッカーの場合、「FIFA」や「ウイニングイレブン」というゲームを耳にしたことがある人が多いでしょう。野球の場合、最も人気のあるコンソールゲームは「プロ野球スピリッツ」です。

プロ野球スピリッツは前身である「実況パワフルプロ野球」を含めると26年の歳月を経ています。シリーズの累計売上も2260万本と超人気作品。ここではモンスターゲームと言っても過言ではないプロ野球スピリッツの最新作「プロ野球スピリッツ」について紹介します。

1. 芸が細かいプロ野球スピリッツ

前作のプロ野球スピリッツAから4年の歳月を経て発売されたプロ野球スピリッツ。プレイステーション4で初のプロスピという事もあり期待の高さは計り知れません。このゲームは2019年の7月18日に発売されたわけですが、すでに2019年の選手の動きやパフォーマンスを感じることができます。

このゲームの制作は、開発者が選手に関する情報を収集するために尽力したおかげで実現しました。キャラクターの現実を最もよく反映するために、制作者は12の撮影チームで全選手を3Dで録画しました。情報収集の際には、選手の身体の動きだけでなく、彼らの性格や意見も考慮されました。

シリーズのDNAを受け継いでいるためこれまでプロスピ、パワプロをプレイしたことがある人が楽しめることはもちろんのこと、「入門モード」もあるので未経験者でも楽しめること間違いなしです。

そして今作では「高校野球」にも力を入れています。「甲子園スピリッツ」モードがあり、リアルな高校野球が1つのコンテンツとして存在しているのです。甲子園ファンにとってたまらない作品となるでしょう。

試合の解説についても、元プロ野球選手で野球解説者の小宮山悟氏、仁志敏久氏、赤星憲広氏、里崎智也氏といったプロ野球OBの4名が担当しており、解説員同士のかけ合いを楽しむことができるのも本作の魅力の一つとなりそうです。

2. 球団運営能力も試される

今作の特徴の一つとして選手やスタッフと年俸契約するシステムが導入されるようになりました。これにより複数年契約を結んだり、逆に海外志向が高い選手との複数年契約が出来なかったりと球団運営を身近に感じることができるのです。

オフシーズンのシステムの変更点もあります。前作まではターン製でしたが、契約更改、ドラフト会議、FA交渉などイベントが付きません。選手の出身地に近い球団であればFA交渉を有利に進められる確率が高まるといった細かい点への気配りもこのゲームの特徴の一つでしょう。

加えて、対戦モードでは、チーム編成からMLBで活躍する日本人選手も追加することが可能となりました。対象選手は、大谷翔平選手、田中将大選手、ダルビッシュ有選手、前田健太選手、平野佳寿選手、牧田和久選手です。

これらの選手は、初めはロックされていますが、プロスピショップにて1体10万VPでアンロックすることができます。選手のアンロックには膨大な量のVPが必要となりますので、いかに効率よくVPを集められるかがポイントとなります。

3. 映像がとにかく奇麗

最後にプロスピの特筆すべき点を紹介します。それは「映像がとにかく奇麗」という事です。ぼーっとしていたらテレビを見ているのかゲームをしているのか分からなくなるような感覚に捉えられる人は少なからずいると思います。新型コロナウイルスの影響でプロ野球が行われていませんが、プロスピをやれば臨場感あふれる野球を楽しむことができます。ネット環境さえあれば2020から2021版にアップデート可能なので、古くなって面白みが無くなったという事も避けることができます。

そして、オンラインでの対戦も可能ですので、やりこんで対戦したら一時的にでもプロ野球の開幕延期がまぎれるかもしれませんよ！

4. プロ野球スピリッツシリーズ15周年記念

プロスピシリーズ、リリース15周年を記念して8月にアニバーサリー総選挙が実施されました。アニバーサリー総選挙とは、プロスピAユーザーの投票によって各チームから人気の選手が選ばれるというものです。言うなれば、プレーヤーが欲しいと思っている人気で強い選手の選抜投票です。

この総選挙で選ばれた人気選手は期間限定で新登場しますが、大抵の選手が通常のSランクの選手より、ミート、パワー、走力といった3つのステータスがプラスされています。パ・リーグ、セ・リーグの投票第一弾の結果は、以下の通りです。

4.1 パ・リーグ

4.2 セ・リーグ